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第4回 メディスンバッグ      -仕立て方を工夫する -

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<材料>
色牛クロームフリー(オフホワイト)1.2mm厚、サドルレザー(ナチュラル)
【縁革・ボタン用】2.5mm厚
【玉ブチ用】1.3mm厚、エスコード中(ベージュ)

<用具>
[裁断]  丸ギリ、革包丁30mm巾
[床・コバの処理]  へりおとしNo.2、ウッドスリッカー、ガラス板、トコフィニッシュ
[接着]  サイビノール100番、ジラコヘラ40mm、ローラー、サンドスティック
[かがり・穴あけ] ブラックディバイダー(7.5cm)、ハトメ抜き7号・10号・15号、3連ハトメ抜き7号、クラフトレース針(3mm)
[手縫い]  1本ヒシ目打2.5mm巾、2本ヒシ目打2.5mm巾、4本ヒシ目打2.5mm巾、木槌、ゴム板、手縫いワックス、手縫針(太)、ステッチングツリーもしくはレーシングポニー





1. 概要

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今回はクロームフリーとサドルレザー、2種類の革を使う。やわらかでしっとりとした質感を持つクロームフリーをメインに、堅く可塑性のあるサドルレザーを補強やアクセントとして使用する。

サドルレザーの「縁革」と「ボタン」はコバを磨く。「ボタン」は床も磨いておく。


2. レース作り

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レースメーカーを使ってクロームフリーのレースを作る。

まず革を円形にカットし、中心に30mm位の穴をあける。レースメーカーの溝を穴のへりに押しあてて進めると、カットされたレースが刃の間から出てくる。(レースメーカーの溝は革の厚み・レースの巾に合わせて選ぶ。)


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出てきたレースを引っぱりながら切り進めると、3周目あたりからキレイなレースができあがっていく。切り終えたら整えて、適度な長さにカットして完成。

レースは市販されている物でも代用できるが、この道具を使えば作品の革に合わせて好きなレースを作ることができる。また、少量の革で長いレースを作る際にも便利。


3. かがり
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かがり部分を接着する。

「前胴」「後胴」はへり返す事で強度を高め、革の伸びを抑える。今回はラフな雰囲気を出したいので、床面を表に見せてへり返し、接着する。「かぶせ」「縁革」「後胴」も貼り合わせておく。

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穴あけを行う。

ディバイダーを使って目安のラインと穴あけ位置を印して、ハトメ抜きで穴数が偶数になるように調整してあける。直線は3連ハトメ抜きを使うと便利。

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レースと針を準備する。

ランニングステッチの場合、レースはかがる箇所の2〜2.5倍の長さを用意。先端をナナメにカットして針穴に通し、ツメ部分で挟み込んだら、木槌で叩いてしっかりと固定する。

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ランニングステッチを行う。

裏からスタートし、表・裏と一目ずつかがっていく。最初と最後は結びとめておく。

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かがり終えたところ。

レースの表裏が、常に一定になるようにかがるとキレイ。


4. 手縫い

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「玉ブチ」を2ツ折りにして接着する。

「玉ブチ」は、縫い返した際に革の間から見えてしまう糸を隠し、また作品のアクセントにもなる。

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「前胴」「後胴」を中表にして、「玉ブチ」「とめひも」を間に挟みこみ接着し、ヒシ目打で穴をあけ手縫いする。

「玉ブチ」の端は「前胴」「後胴」の間から出しておき、手縫い後にキワでカットする。

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縫い終えたら外表に返し、形を整える。

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「かぶせ」「前胴」「後胴」と「革ボタン」に、レースを通す穴をあける。

「革ボタン」を合わせてみて、位置を決めたらハトメ抜きで穴あけを行う。


5. 完成
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レースで「革ボタン」を結びとめ、完成です。
「とめひも」にはハトメ抜きで作った革ビーズをあしらってみました。
ぜひチャレンジしてみてください。




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