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革 WEBセミナー

第7回 トートバッグ    - 革をミシンで縫う -

トートバッグ

<材料>
【トートバッグ用】ドラムダイ(No.1016)1.0mm厚、ビニモNo.30(チョコ)、エスコード中(焦茶)
【ミニトート用】ドラムダイ(No.1013、1004、1018、1026)1.0mm厚、ビニモNo.30(ベージュ、ワイン、紺)、ナイロンボンド糸(ベージュ)

<用具>
[裁断] 銀ペン、革包丁30mm巾、ギザハサミ、ハトメ抜き10号
[接着] ジラコヘラ30mm、ゴムのり、ローラー
[ミシン縫い] ホームレザー110、ブラックディバイダー100mm
[手縫い] 2本ヒシ目打2.0mm巾、4本ヒシ目打2.0mm巾、木槌、ゴム板、手縫いワックス、手縫針(太)、ステッチングツリーもしくはレーシングポニー



作り方

1. 概要

ドラムダイのA4サイズトートバッグをミシンで仕立てる。

前胴・後胴・手紐の4パーツで構成される、アレンジを加えやすいシンプルなバッグ。今回はあえて部分漉きを行わず強度を高め、また革の素材感を強調する。


2. 接着

前胴・後胴を中表にし、吟面を荒らさずに仮接着する。

後に縫い代を割って始末するために、ここではゴムのりを使用する。ゴムのりは接着力が弱く簡単にはがせ、またのり残りが少ないので仮接着に最適。


手紐を三つ折にして接着する。

銀ペンで折り曲げの目安線を印してから、ゴムのりで接着する。

3. ミシン縫い

ホームレザー110を使い縫製する。

ホームレザー110は、クロム鞣し革の他、タンニン鞣し革も4.5mm厚まで縫えるパワフルなミシン。また「オート糸調子」や標準オプションの「上送り装置」など皮革専用ミシンならではの機能がある。


ステッチラインを付ける。

手縫いと同様に、あらかじめ目安のラインを引いておくと曲がらずきれいに縫いやすい。吟面はディバイダー、床面は銀ペンを使いそれぞれ印を付ける。

端革で試し縫いをして糸調子を確認する。(*画像は下糸の色を変えています)

上:○上糸と下糸が革の厚みの中心で交差している。
下:×上糸が強すぎて下糸が上糸に引き出されてしまっている。上糸の調整が必要。

ホームレザー110は上糸調子をオートに合わせれば自動調整されるので便利。重なりの多い箇所や布地との組み合わせの際など、縫製中の厚み・素材の変化にも対応し調整される。

両脇、底を縫う。

縫い始めはヘリから3目ほど手前に針を落とし、返し縫いをする。返し縫いも同じ穴に入れていくので、はずみ車を手回しし慎重に行うと良い。縫い終わりも同様に3目ほど返し縫いを行う。


糸の始末をする。

糸端を3mmほど残してカットして、ライターの火であぶり押さえて潰す。革を焦がさないよう注意。

以上の手順で手紐も縫う。

縫い代を割る。

仮接着しておいた縫い代を開き、床側に接着剤を付けしっかりと圧着する。開いた吟面に付いているゴムのりは指できれいに取り除く。

縫い割り後、底と両脇をつまんで縫い、マチを作る。

口周りをへり返して接着し縫う。

口周りは、巾を広めにへり返すことでそのまま見返しになり、仕上がりが美しい。接着は手紐取り付け部を避けておく。

取り付け穴に手紐を差込み、本体に縫い付けて完成。

手紐は手縫いで取り付け、ステッチを強調したアクセントを付ける。あらかじめステッチラインを銀ペンで印付けておくと良い。

4. 装飾
型紙サイズを変更し、アップリケのミニトートを作る。

好みの革を選んでアップリケを自由にカットする。このような細工カットには、小回りが利くハサミが使いやすい。


ホームレザー110の刺繍ダイヤルを使ってアップリケを本体に縫い付ける。

ダイヤルの調整だけで様々なステッチがかけられるので、用途、好みに合わせて変更しても良い。

5. 完成
トートバッグの完成です。
ミシン縫い、手縫いのそれぞれ長所を活かしてのもの作り。アップリケもステキに仕上がりました。
ぜひチャレンジしてみてください。






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